Japan_animated_cartoonの第一人者
Hayao_Miyazaki(anime_director)の
アニメーション(Animation)
舞台は東京都多摩市にある京王線
「聖蹟桜ヶ丘駅」付近の街がモデルになっている
~好きなひとが、できました~
「猫クンひとり? 何処まで行くの?」
電車の隣の席に跳び乗ってきた太った猫に
雫は小声で話しかけてみた
月島雫は中学三年生で今は夏休み中である
お父さんの勤める市立図書館に弁当を届けに向かう途中
ちょうど雫の降りる駅で猫は降りたどこかへ向かって走ってゆく
雫は追いかけることにした~
月島雫は、とにかく明るい読書好きの少女
ある日雫は貸出カードに“天沢聖司"という名前を発見しそれ以来良く注意してみると、雫の読む本には必ず先にその名前があることに気付く
雫の心の中でその名前は、顔も年齢も知らぬまま次第に膨れ上がり育っていった
雫は恋や進路を巡る友人たちの騒ぎにも付き合いながら、やがてひとりの少年と出会う
少年は中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意していた
そのための準備を確かな足取りで進めている彼が、あの貸出カードの“天沢聖司"だったのだ
雫は聖司に心ひかれながら、二人は幼くたどたどしいながらも、あくまで真摯に距離を近づけていく
雫は、二人は立ち止まり見つめ合うのではなく、並んで立って同じ遠い地平線を見つめるのだと決める
出発を数日後に控えた聖司は早朝の丘に雫を誘い、朝焼けの中で「一人前の職人になったら、結婚してくれ」と告白する
雫はゆっくりと頷いた
聖司は晴れやかな顔で、夢を果たすために旅立って行くのだった
春、高校の入学式に向かう新入生の中に月島雫の姿もあった
雫は相変わらず溌剌と元気だったが、以前とひとつだけ違うのは自分を賢く見つめる眼差しを胸にしっかりと抱いていることだった
この作品は、熱狂的なファンがいることでも有名
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